和歌山店勉強会~SDターフ・防草シート編~
井上定株式会社 和歌山店にて、お客様向けのメーカー勉強会を開催いたしました。
コロナ禍では実現できなかった、対面での勉強会です。
今回はLIXIL様・白崎コーポレーション様にお越しいただきました。
この記事では、白崎様の勉強会の様子やお教えいただいたことをご紹介します。
→LIXIL様の記事はこちら
外構・内外装専門商社の井上定が豊富に取り扱っている商品を楽(ラク)にお見積・ご購入できます!
井上定株式会社 和歌山店にて、お客様向けのメーカー勉強会を開催いたしました。
コロナ禍では実現できなかった、対面での勉強会です。
今回はLIXIL様・白崎コーポレーション様にお越しいただきました。
この記事では、白崎様の勉強会の様子やお教えいただいたことをご紹介します。
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株式会社白崎コーポレーションとは、1955年に設立された、防草シートメーカーです。
主に公共事業や土木関連を中心に事業を展開されていたので、エクステリア市場へは2020年に参入されました。
井上定では、井上定オリジナル人工芝「SDターフ」や防草シート「ナックス」を含め、白崎様の商品を沢山取り扱っています。
今回はその中からSDターフ(人工芝)・ナックス(防草シート)・草取りらく砂(抑草土)について詳しく教えていただきました。
和歌山店の敷地内に展示用の人工芝・防草シートも施工されており、実際に商品を見ながらメーカーさんに質問をしたり対面ならではの勉強会となりました。
SDターフとは、景観用人工芝です。
皆さん、ホームセンター等で販売されている価格の低い人工芝と、エクステリア商社から販売されている価格の高い人工芝の違いはご存知でしょうか?
人工芝AがSDターフ30、人工芝Bがホームセンターの人工芝です。
人工芝が市場に出た頃はテカテカしているものが多くプラスチック感が否めませんでしたが、最近はどんどんリアルになってきているそうです。
SDターフはパイルにもこだわっており、つや消し4色のパイルの中にあえて茶色のパイルも混ぜています。
それにより天然芝のようにどこにでも馴染む自然な見た目を実現しました。
目に見えないさまざまな機能もついています。
① 防炎機能(防炎検査済)
② 抗菌機能(雑菌を繁殖させない機能)
③ 静電気抑制機能(静電気が発生するのを抑制する機能)
また、裏面の素材も異なります。
人工芝B(ホームセンター)
人工芝A(SDターフ)
人工芝BはSBRコーティング。
温度が下がると硬くなりやすくカットしにくいです。
湿気により劣化が早いことが課題となっております。
人工芝Aはウレタンコーディング。
SBRコーディングに比べ耐水性が向上しており、低温でも硬くなりにくくカットがしやすいです。
丈夫で長持ちな点が特徴です。
また、実は人工芝によって芝の形もさまざまです。
芝の形ってそんなに大事なの…?と思う方もいらっしゃると思います。
こちらは「紙」で例えるとわかりやすいです。まず平型の場合は紙を真っ直ぐに持ちます。
平型はとても柔らかく、ふわふわの人工芝になります。
ですが柔らかすぎるので踏まれると芝が倒れてしまいます。倒れた芝はなかなか起き上がらず、ぺたんこの人工芝になってしまいます。
続いて、紙を山折りにしV型にします。
V型の人工芝は踏圧にも強く、倒れても立ち上がりやすいです。しかし、チクチク感のある硬い人工芝になってしまいます。
平型・V型の良いとこ取りをしているのがC型です。
V型ほどではありませんが倒れづらく、ふかふかで柔らかい人工芝となります。
SDターフはC型の人工芝です!
サンプルを手に取りながら、勉強しました。
SDターフの特徴をまとめると、SDターフとは
① 見た目(自然な色目、良い手触り)
② 価格(同等クラスの人工芝よりお求めやすい)
③ 必要な機能(防炎・抗菌・静電気抑制・ウレタン裏基盤・C型パイル・つや消し・UV加工)
の三拍子を揃えた人工芝です!
石や雑草、芝生等を除去し、砂を入れ地面を平らにすると仕上がりが綺麗になります。
下地をきっちりと作らないと仕上がりに影響が出ますので、ご注意ください。
人工芝の裏地の収縮により、ジョイント部分が開くことがあります。
ジョイントシートと人工芝を接着剤で接続することで、開きを抑える事ができます。
1.ジョイントシートを設置する。
2.ジョイントシートに接着剤を塗る。
3.人工芝のパイルに接着剤がつかないように、張り合わせる。
4.ジョイントをまたいで50cm間隔で固定ピンを打設する。
防草シートとは、草抜きや抜いた草の収集、処分など雑草処理全般の手間を大幅に軽減してくれるシートです。
敷く理由としては大きく2点あります。
① 防草の為。(光合成ができず枯れる・土の中から生えてくる雑草を抑える)
② 防根の為。(雑草の根の着根を防ぐ)
防草シートは雑草を抑えるものですが、葉先の尖った「チガヤ」「スギナ」などの雑草は防草シートを突き抜けてしまう場合があります。
対策したい雑草にあわせ、「密度」「硬さ」を見て選びましょう!
① 雑草が発芽できそうな光が差し込んでいませんか?
② 芽や根が入りそうな隙間は見当たりませんか?
(複数種類の防草シートサンプルを確認している写真)
光に当てて確認してみると違いがわかりやすいと教えていただきました!
「ナックス EX スタンダード」「ナックス EX エキスパート」は、「スギナ」やさらに鋭い「チガヤ」の芽を貫通させない防草シートです!
それでも雑草が生えてきてしまう場合の対策として、「ナックス EXレジストタイプ」が新登場しました。
銅の力で植物の生育に重要な「根」の成長を止め、雑草を抑える事ができるシートです!
■フィールドでの試験
左:ナックス EXレジストタイプ
右:一般的な砂利下防草シート
(※砂利厚は共に3cm)
施工直後
1年2ヶ月後
天然ゴムを使用したゴムチップと真砂土からできた「固めないタイプ」の抑草材です。
・固まる防草土ではないので割れない。
・雑草抑制する薬剤や鉱物などが含まれない。
→長期間雑草やコケを抑制できます!
ゴムチップが、温度や水分の変化によって伸縮することより土が動き、飛来した雑草の種が発芽、成長しにくい環境になります。
ゴムチップと砂による結合しにくい構造により排水性が良く、表面が乾燥しやすいため、雑草の種と発芽、成長を抑制します。
土の表面をらく砂(天然ゴム+真砂土)で被覆する事により土中からの弱い雑草の発生を抑制します。
■施工例
施工前
施工後
4年後